筋肉疲労によるもの
背中痛の原因としてもっとも多く
見られるものが筋肉疲労です。
背中というものは普段はあまり意識しませんが、
背中には胸よりも厚くて大きな筋肉があり、
さまざまな日常動作において使用されます。
背中の筋肉が使用されるのは腕を上げたり、
腕を下げたりなど、主に上半身の
動作時です。
そして、背中の筋肉に疲労が蓄積されると
背中痛となって現れることがあります。
なぜ背中痛になる筋肉疲労が起こるのでしょう？
姿勢が関係しています。
筋肉疲労による背中痛には姿勢の悪さも関係しています。
姿勢が悪いと長時間に渡って背中の筋肉に
負荷がかかることになり、それによって血の巡りが悪くなり、
筋肉に疲労が蓄積され、背中痛となって現れるというメカニズムです。
この場合、ほとんどの背中痛に合わせて
肩こりや首こり・腰痛などの症状も現れます。
筋肉疲労による背中痛の程度はさまざまです。
一時的に痛みが出るだけで自然と治まる軽度のもの。
数年から数十年に渡って慢性化してしまうこともあります。
特に姿勢の悪さを原因とする背中痛は
慢性化しやすいのが特徴です。
なぜならば、姿勢によるものは
クセがとても影響しているからです。
「無くて七癖」
なんて言葉もあるぐらいです。
姿勢の悪さを作っている自分のクセが
原因であるのでこのクセを根本的に
良くすることから始めることが大切です。
背中痛・外傷によるもの
背中痛は捻挫、打撲、骨折などの外傷が
原因となって引き起こされることもあります。
背中の外傷は主に転倒時、衝突時、
スポーツ時などの体に加わった衝撃が
原因となって引き起こされることが多いです。
例えば、ラグビーを取り上げると
攻撃している選手もボールを持ったまま
ぶつかりにいきます。
また、防御をしている選手もタックルに
よって止めようとするわけです。
攻撃側も防御側も力いっぱい走って
ぶつかり合うために背中の筋肉だけでは
ありませんが大きな力がかかるので
外傷による背中痛を発生するのです。
背中は体の後ろに位置している関係上、
あまり衝撃は受けにくいのではないかと
考える方もいるかもしれません。
しかし、捻挫、打撲、骨折などによる
背中痛は背中だけでなく、
胸に衝撃が加わった場合も発生する
可能性があります。
例えば、胸椎や肋骨の骨折でも背中痛が
発生することがあります。
骨粗鬆症などを患っており、
骨が脆くなってきている高齢者などは
特に注意が必要です。
背中痛・内臓疾患によるもの
筋肉や骨に異常がなくても、
内臓にトラブルを抱えていると
背中痛が発生することがあります。
背中痛にあわせて、頭痛、腹痛、嘔吐、
下痢などの症状が見られる場合は
内臓疾患が原因になっているかも
知れません。
呼吸器系疾患では、風邪やインフルエンザなどで
背中痛が生じることがあります。
また、風邪やインフルエンザが悪化し、
胸膜炎や肺炎を引き起こした場合は
背中痛が発生する可能性が高まります。
循環器系疾患では心臓に贈られる血液が
不足する狭心症、血管が詰まって心臓に
血液が送られなくなる心筋梗塞、
大動脈の炎症によって血液の流れが悪くなる
大動脈炎症候群などにおいては胸に痛みが
生じます。
その時に背中痛が同時に現れることがあります。
循環器系疾患はこの他、息が切れやすくなったり、
疲れ易くなったりするといった症状が
現れます。
その他、泌尿器系疾患、消化器系疾患、
生殖器系疾患、精神系疾患などにおいて
背中痛が生じることもあります。
背中の痛みに加えて別の症状が出ているような
場合は専門医の診断を受ける必要があります。
整体院では・・・
当院のような整体院では
筋肉疲労によるもの
外傷によるものに対応は出来ます。
内臓からくるものには
まずは病院での診断を受けて
整体を受けるようにしてください。
特に姿勢による背中痛は
肩こりや頭痛・腰痛と併発して
起こることが多いために
根本となる背骨や骨盤を正す整体を受けて
その周りにある筋肉を緩める事で
改善することが多いのでご安心ください。
背中痛の症状の程度や期間によって
施術を受けての緩和する期間は異なりますが
根本から正す事でしんどく辛い背中痛から
解放されますよ。
