患者
60代 男性 会社員
来院
平成29年12月
来院されるまでの経緯
10月ごろから仕事の忙しさが増し
肩甲骨周りから首、肩こりが強く
徐々に疲れを感じやすくなった。
すると左腕全体のだるさとしびれ、痛みが出てきて
病院に行くと「頚椎症」と診断され
頚椎の5番6番の間隔が狭くなっていると言われた。
病院の先生に言われ病院で頚椎の牽引施術を
受けたが、痛みとしびれが一向に変わらないず、
1ヵ月が経過した。
2月に京都マラソンを走る予定をしていたのでこのままではまずいと思い
いろいろネットで検索し当院にこられた。
症状
左上肢の痺れ 肩から指先まで痺れ
指先は第2・3指の先にピリピリする感覚
首肩の痛み 肩甲骨内側の痛み
施術内容と経過
初回施術
AKA仙腸関節調整 腰痛・頚椎椎体調整
大胸筋・小胸筋・小円筋・広背筋弛緩
胸鎖乳突筋・斜角筋弛緩
手根管調整 手根骨調整
肩甲骨調整
初回検査
ジャクソンテスト 反応あり
スパークリングテスト 反応あり
筋肉テスト 小胸筋 小円筋 広背筋
胸鎖乳突筋 斜角筋に反応あり
触診により左第二指 間隔鈍麻
仙骨テスト 反応あり
3回目施術
痛みは徐々に軽減 PS4
痺れは同じような感じ
5回目施術
痛みは徐々に軽減 PS3
気にならない時間が増えてきている
痺れも少しまし 仕事後半は痺れ増強
一度5キロランニングしてもらう
6回目施術
痺れを感じない時間が増えてきた。
仕事中、首や肩の角度やポジションで痺れがでる。
ランニングすると1キロ位で痺れ増強
無理せずランニングは中止
7回目施術
痛みは仕事で疲れがたまってくると少し出るくらい
痛みはほとんど気にならなくなってきた
日常生活では痺れは問題なし。
残念ながらまだ走ると痺れが強くなるので
練習時間などを考えて
京都マラソンは断念されたが
順調によくなってきているので
秋・冬のマラソンに照準をしぼり
万全にしていきたいと前向きにおっしゃった。
9回目施術
しびれも軽減
指先に膜が張っているような感覚
水泳(クロール)OK
10回目施術
手のしびれが気にならない位置が増えてきた
仕事中もほとんど気にならなくなった。
考察
まず病院で診断された頚椎症とはどういうものかお話しします。
頚椎の加齢による椎間板の変性(老化現象)や靭帯が厚く硬くなることなどにより、頚部(首)の痛みなどの症状が発現したものの総称です。
ポイントは
①椎間板の変性がある。
②頚部(首)や肩、腕に痛みやしびれの症状がある。
この2つがあるとすべて頚椎症と病院で診断されます。
変性(老化現象)は年相応におこりますし、
これが痛みの原因ではないことがあります。
しかし病院では変性があるとそれ以上検査をしないのが
ほとんどです。
当院独自の検査の結果、首及び肩甲骨、
骨盤、上肢帯のバランスが崩れているのが原因でした。
もちろん頸椎(首)も関係していますが
上肢帯のバランス(特に小胸筋や小円筋)と
骨盤も良くないことがわかりました。
頚椎でけが問題なら病院で行った牽引施術で
症状が軽減したり増強したり反応がでます。
しかしそれ以外のところにも原因があったので
牽引施術だけでは反応がでなかったのです。
まずはしっかりバランスを整えることで
表面的な痛みがとれ動きが良くなりました。
バランスが整ってくるとその状態が
維持できるように筋緊張をとっていき
肩甲骨 上肢帯の細かいバランスを調整していく
ことで痛みが変化してきました。
そして仕事柄どうしても上を向く事が多いので
日常生活では座り方を意識してもらいました。
バランスが整った状態が続くと
体は修復しようとします。
現在は日常生活や仕事ではほとんど気にならないが
運動すると痺れがでてくるので
一緒に運動レベルの体を作るように
続けて来院されています。
症状について詳しくはこちら
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スパークリングテスト 反応あり
筋肉テスト 小胸筋 小円筋 広背筋
胸鎖乳突筋 斜角筋に反応あり
触診により左第二指 間隔鈍麻
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痛みは徐々に軽減 PS3
気にならない時間が増えてきている
痺れも少しまし 仕事後半は痺れ増強
一度5キロランニングしてもらう
痺れを感じない時間が増えてきた。
仕事中、首や肩の角度やポジションで痺れがでる。
ランニングすると1キロ位で痺れ増強
無理せずランニングは中止
痛みは仕事で疲れがたまってくると少し出るくらい
痛みはほとんど気にならなくなってきた
日常生活では痺れは問題なし。
残念ながらまだ走ると痺れが強くなるので
練習時間などを考えて
京都マラソンは断念されたが
順調によくなってきているので
秋・冬のマラソンに照準をしぼり
万全にしていきたいと前向きにおっしゃった。
しびれも軽減
指先に膜が張っているような感覚
水泳(クロール)OK
手のしびれが気にならない位置が増えてきた
仕事中もほとんど気にならなくなった。
まず病院で診断された頚椎症とはどういうものかお話しします。
頚椎の加齢による椎間板の変性(老化現象)や靭帯が厚く硬くなることなどにより、頚部(首)の痛みなどの症状が発現したものの総称です。
ポイントは
①椎間板の変性がある。
②頚部(首)や肩、腕に痛みやしびれの症状がある。
この2つがあるとすべて頚椎症と病院で診断されます。
変性(老化現象)は年相応におこりますし、
これが痛みの原因ではないことがあります。
しかし病院では変性があるとそれ以上検査をしないのが
ほとんどです。
当院独自の検査の結果、首及び肩甲骨、
骨盤、上肢帯のバランスが崩れているのが原因でした。
もちろん頸椎(首)も関係していますが
上肢帯のバランス(特に小胸筋や小円筋)と
骨盤も良くないことがわかりました。
頚椎でけが問題なら病院で行った牽引施術で
症状が軽減したり増強したり反応がでます。
しかしそれ以外のところにも原因があったので
牽引施術だけでは反応がでなかったのです。
まずはしっかりバランスを整えることで
表面的な痛みがとれ動きが良くなりました。
バランスが整ってくるとその状態が
維持できるように筋緊張をとっていき
肩甲骨 上肢帯の細かいバランスを調整していく
ことで痛みが変化してきました。
そして仕事柄どうしても上を向く事が多いので
日常生活では座り方を意識してもらいました。
バランスが整った状態が続くと
体は修復しようとします。
現在は日常生活や仕事ではほとんど気にならないが
運動すると痺れがでてくるので
一緒に運動レベルの体を作るように
続けて来院されています。