56歳 女性 パート勤務(家事と座り仕事の両立)
半年前から左肩に違和感を感じ始め、洗濯物を干すときや髪を洗う動作で痛みが出ていた。しばらく放置していたが、徐々に動かすたびに強い痛みを感じるようになりました。
最近では夜寝ているときにもズキズキして寝返りが打てないほどに。整形外科では「五十肩(肩関節周囲炎)」と診断され、痛み止めと湿布を処方されたがほとんど改善せず。痛みで生活にも支障が出てきたため、根本改善を求めて当院に来院されました。
【主な症状】
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左肩の可動域制限(外転・挙上)
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髪を洗う・エプロンのひもを結ぶなどで激痛
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夜間痛により熟睡できない
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家事中に片手しか使えずストレス
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肩をかばって姿勢も崩れていた
【検査と評価】
肩関節の可動域テストにて外転90°・屈曲100°程度。インピンジメントサインは陰性、ドロップアームテストは陽性。
肩甲骨の可動性が乏しく、肩周囲の筋拘縮が著明。さらに猫背姿勢や巻き肩もあり、胸筋群や肩甲下筋・棘下筋などの過緊張も確認された。
【施術内容と経過】
●初回は肩関節の筋緊張緩和を目的に、棘下筋・小円筋・大胸筋・前鋸筋の筋膜リリースを実施。肩甲骨のモビリティを高める手技と骨盤のアライメント調整も行う。施術後は「肩周りが軽くなった」と体感あり。
●4回目では「夜中の痛みが減ってきた」「寝返りが打てるようになった」と変化。動作痛も軽減し、髪を洗う動作も無理なくできる範囲が広がってきた。
●7回目では「上着を脱ぎ着するのがスムーズになった」と日常動作が改善。肩甲骨の可動性も向上し、全身の姿勢バランスも整いはじめる。
●10回目には「ほぼ痛みなく動かせる。寝返りも気にならない」と安定。日常生活にも支障なく過ごせるようになったため、卒業。
【まとめ】
五十肩は自然に治ると思われがちですが、放置すると拘縮が進み、回復に時間がかかるケースが少なくありません。
この方のように、肩関節だけでなく姿勢や肩甲骨の動きまで整えることで、短期間での改善が可能になります。
「痛みが出始めた段階」で早めの対応が、つらい夜間痛や動作制限を防ぐポイントです。
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