52歳・女性 介護士 趣味:山登り(月1回)
患者様は介護士として働いている52歳の女性です。
身体を動かすことが好きで、趣味は山登り。月に1回は必ず山へ行くほど楽しみにされていました。
そんな患者様が左足裏の痛みを感じるようになったのは、来院される3週間ほど前からです。
特に思い当たるきっかけはなく、最初は「ちょっと足が疲れているのかな」という程度でした。
ところが徐々に痛みが強くなり、椅子から立ち上がった時や朝起きて最初に歩く時に、左足裏へ痛みが出るようになりました。
介護士という仕事柄、長時間立ったり歩いたりすることも多く、仕事中も時間が経つにつれて足裏が痛くなってきます。
「仕事は休めないし、立ってる時間が長いから毎日気になります。」
と話されていました。
さらに困ったのが、大好きな山登りです。
登山では長時間歩くため、今の状態で無理をするのは怖く、
「山はちゃんと治るまで行かないようにしてます。」
と、しばらく登山を休まれていました。
自分でストレッチをしたものの悪化
何とか自分で改善できないかとインターネットで調べ、足底筋膜炎に良いと紹介されていたストレッチも試したそうです。
ところが、やってみると楽になるどころか以前より痛みが強くなってしまいました。
ストレッチ自体が悪いわけではありませんが、痛みが強い時期に無理に伸ばすと、かえって負担になる場合もあります。
「自分で色々やるのもちょっと怖くなってきました。」
とのことで、今度は足底筋膜炎について詳しく調べ、当院のホームページを見つけて来院されました。
初回の状態
実際にチェックすると、まず気になったのがふくらはぎです。
足底筋膜炎の方に多くみられるのですが、今回の患者様もふくらはぎがパンパンに硬くなっていました。
さらに足の指を確認すると動きが悪く、歩く時に指をうまく使えていない状態です。
土踏まず周辺の筋肉も柔軟性が低下しており、足裏全体が硬くなっていました。
足は、かかとだけで歩いているわけではありません。
足首・足裏・足の指などが連動することで、歩いた時の衝撃や負担を分散しています。
今回の場合は、ふくらはぎの強い硬さに加えて、足裏や指の動きも悪くなっていたため、左足底へ負担が集中しやすくなっていると考えました。
当院の施術
施術では、痛みがある足裏を強くグリグリ押すようなことはしていません。
まずパンパンになっていたふくらはぎを丁寧に緩め、足首が動きやすい状態へ調整しました。
さらに土踏まず周辺や足底の筋肉、足の指まで一つずつ状態を確認。
歩く時に足の指まで自然に使いやすくなるよう、足全体を整えていきました。
初回の施術が終わって歩いてもらうと、
「来た時より足が軽いです。」
と早速変化を感じられていました。
施術経過
3回目には、まだ左足裏の痛みは残っていました。
ただ、一番つらかった椅子から立った時や朝の歩き始めがかなり楽になり、
「痛みはあるけど、最初の一歩が全然違います。」
とのこと。
5回目になると、介護士の仕事中にも痛みを感じない時間が増えてきました。
起床時の痛みも最初と比べて残り3割ほど。
以前は朝起きて足をつく時に「また痛いかな」と怖さがありましたが、その不安もなくなっていました。
そして7回目。
普段の生活では左足裏の痛みをほとんど感じない状態になりました。
そこで、しばらく休んでいた山登りにも久しぶりに行かれました。
長時間歩くため少し心配されていましたが、登山中も大きな問題はなく、
「久しぶりに山に行けました。足を気にせず楽しめたのが嬉しいです。」
と笑顔で報告してくれました。
現在は痛みが落ち着いていますが、介護士として日頃から足への負担も大きいため、しばらく様子を見る目的で月2回の施術を続けています。
まとめ
足底筋膜炎は、痛い足裏だけでなく、ふくらはぎや足首、足の指の動きなども関係していることがあります。
また、痛みが強い時に自己流で無理なストレッチをすると、かえってつらくなる場合もあります。
「朝の一歩目が痛い」「立ち仕事で足裏がつらい」「足の痛みで登山や趣味を休んでいる」という方は、一度当院までご相談ください。




