67歳・男性 製造業(週3回勤務) スポーツジム(週2回)
患者様は製造業のお仕事をされており、現在は週3回勤務されています。
健康維持のため週2回スポーツジムにも通われていて、筋トレと40分ほどのウォーキングを続けていました。
ところが4か月ほど前から、
「最近、歩いてると足がやたら疲れるな。」
と感じるようになったそうです。
痛みやしびれはないものの、20分以上歩くと足全体が重たくなり、それ以上歩くのがしんどい状態に。
ジムでも以前は40分歩けていたのに、最近は20分で切り上げるようになっていました。
座って行う筋トレは問題なくできるため、最初はそこまで気にしていなかったそうです。
ただ、仕事でも立っている時間が長く、買い物などで長く歩いた時にも同じように足が疲れるため、
「これ以上ひどくなる前に、一回ちゃんと見てもらった方がいいな。」
と思うようになりました。
整形外科ではレントゲン検査を受け、脊柱管狭窄症と診断。
現時点では手術をする必要はないと言われましたが、これからも仕事やジムを続けたいということで、早めに当院へ来院されました。
初回の状態
まず歩き方を確認しましたが、極端に足を引きずったり、かばったりするような動きはありませんでした。
ただ、立った姿勢とうつ伏せの状態を確認すると、反り腰がかなり強く出ていました。
さらに気になったのが、お腹の奥にある大腰筋です。
大腰筋は腰椎から股関節につながっているインナーマッスルで、長時間立つ・歩くといった動作にも関係しています。
この大腰筋がかなり硬くなっており、腰椎や骨盤の動きも悪くなっていました。
脊柱管狭窄症では腰を反らすことで症状が出やすくなる方もいます。
そのため今回は、腰だけを揉むのではなく、反り腰や大腰筋の硬さも含めて、腰椎へかかっている負担を減らしていく必要があると考えました。
当院の施術
施術では、まず硬結が強かった大腰筋を入念に緩めていきました。
大腰筋が硬いままだと腰が反りやすくなるため、反り腰を整えて腰椎に余計な負担がかからない状態を作っていきます。
さらに骨盤や股関節周辺も調整し、歩く時に腰だけで身体を支えなくてもいいよう全体のバランスを整えました。
脊柱管狭窄症そのものの構造的な狭窄を手技で元に戻すことはできませんが、腰椎周辺の動きや姿勢、筋肉の緊張を整えることで、神経に負担がかかりにくい身体の状態を目指して施術を進めました。
今回の患者様は痛みやしびれが強くなるまで我慢せず、比較的早い段階で来院してくれたことも良かったですね。
施術経過
3回目には、
「30分歩いても前ほど足が疲れへんようになってきました。」
と変化を感じてもらえました。
足そのものも、
「以前より軽い感じがします。」
とのこと。
そして5回目には、スポーツジムで久しぶりに40分のウォーキングに挑戦。
以前は20分でやめていましたが、今回は最後まで歩くことができました。
「久しぶりに40分歩けたわ。」
と嬉しそうに報告してくださいました。
6回目には仕事で立っている時間が長くても足の疲れをほとんど気にしなくなり、日常の買い物でも歩く時間を心配しなくていい状態になりました。
まとめ
今回の患者様は脊柱管狭窄症と診断されていましたが、強い痛みやしびれはなく、「20分ほど歩くと足が疲れる」という比較的軽い段階で来院されました。
身体を確認すると反り腰が強く、特に大腰筋がガチガチに硬くなっていました。
そこで腰だけを見るのではなく、大腰筋や骨盤、股関節を含めて全体を整えたことで、5回目には40分のウォーキングを再開。6回目には仕事でも足の疲れを気にせず過ごせるようになりました。
脊柱管狭窄症は状態によって経過が大きく違いますが、「まだ痛くないから大丈夫」と無理を続けるのではなく、歩ける時間が短くなった、足が疲れやすくなったなどの変化があれば、早めに身体の状態を確認することも大切です。
「以前より長く歩けなくなった」「立っていると足が疲れる」「好きな運動をこれからも続けたい」という方は、一度当院までご相談ください。




