62歳・女性 介護士 勤務:週3日・1日6時間 趣味:テニス(20年前から週1回)
患者様は介護施設で30年以上勤務されており、利用者様の見守りや移動介助などで施設内を歩き回ることが多いお仕事をされています。
一日中立っていることが多く、仕事が終わる頃にはふくらはぎがパンパンになるほど疲労が蓄積していました。
数か月前から右かかとに痛みを感じるようになり、歩く時も立っている時も常に違和感がある状態でした。
「今はまだ我慢できるけれど、このまま悪くなって仕事が続けられなくなったら困る。」
そんな不安を抱えながら毎日仕事をされていました。
患者様は以前から慢性的な腰痛もあり、身体のバランスが崩れていることも気になっていたそうです。
ご家庭では1歳のお孫さんの子守りをすることもあり、
「痛みを気にせず思い切り抱っこしてあげたい。」
という気持ちも強くお持ちでした。
また、20年前から続けている週1回のテニスも大切な趣味で、
「できるだけ長く続けたい。」
と話してくださいました。
体力にはまだ自信があり、
「あと3年は元気に働きたいので、今のうちにしっかり治したい。」
という思いからインターネットで当院を検索され、ご来院いただきました。
初回の状態
検査では右足底腱膜の柔軟性が低下し、踵骨付着部には強い圧痛が認められました。
さらに、30年以上の立ち仕事による影響で、ふくらはぎは非常に硬く、筋肉の疲労が限界に近い状態でした。
慢性的な腰痛の影響もあり、骨盤の左右差や身体全体の歪みも認められました。
歩行を確認すると足の指が十分に使えておらず、かかとへ過剰な負担が集中する歩き方になっていました。
また、ご自身で毎日ストレッチをされていましたが、実際に確認すると足底腱膜を無理に強く伸ばしており、炎症を悪化させる可能性がある方法でした。
そのため、そのストレッチはいったん中止していただき、現在の状態に合った安全なセルフケアへ変更しました。
足底筋膜炎はかかとだけを施術しても改善しないことがあります。
ふくらはぎの柔軟性や足趾の機能、骨盤のバランスまで整えることが改善への重要なポイントになります。
当院の施術
施術では痛みのある足底を強く押すことはせず、まず硬くなっていたふくらはぎやアキレス腱を丁寧に緩め、足底腱膜へかかる負担を軽減しました。
さらに足趾がしっかり使えるよう足部の機能を改善し、骨盤や股関節のバランスも整えながら歩行時にかかとへ集中していた負担を分散させました。
また、お仕事を続けながら改善できるよう、ご自宅で行うストレッチも患者様に合わせて見直し、毎日無理なく続けられる内容をご提案しました。
施術経過
初回の施術後には、
「足が軽くなって歩きやすいです。」
と変化を実感されました。
6回目には仕事中の痛みが半分ほどまで軽減し、
「仕事が終わっても以前ほど痛くありません。」
と笑顔で話してくださいました。
11回目には一日仕事を終えても右かかとの痛みはほとんどなくなり、安心して勤務できるようになりました。
週1回のテニスも再開され、
「思い切り動いても痛みが出なくなりました。」
と大変喜ばれていました。
さらに、お孫さんを抱っこしたり一緒に遊んだりする時間も増え、
「毎日の生活が本当に楽しくなりました。」
という嬉しいお言葉もいただきました。
現在は立ち仕事による疲労をため込まないよう、2週間に1回のメンテナンス施術を継続されています。
まとめ
今回の患者様は、30年以上続く立ち仕事によるふくらはぎの慢性的な疲労に加え、腰痛による身体の歪み、足底腱膜や足趾の機能低下が重なり、右足底筋膜炎を発症されていました。
当院では患部だけではなく身体全体を評価し、原因となっていたふくらはぎや骨盤、歩行バランスまで改善したことで、11回の施術で仕事中の痛みはなくなり、趣味のテニスやお孫さんとの時間も安心して楽しめるようになりました。
足底筋膜炎は早めに適切な施術を行うことで改善しやすい症状です。
「立ち仕事でかかとが痛い」「趣味を続けたい」「仕事を長く頑張りたい」という方は、一人で悩まずお気軽に当院へご相談ください。




