【患者】 61歳 男性 元製造業勤務 腰椎すべり症
3年ほど前から腰の重だるさと違和感を感じ始め、整形外科で「腰椎すべり症」と診断されました。湿布やリハビリも試したが、歩行時や立ち上がり時に強い痛みとしびれが出るようになっていました。
最近では近所を歩くのもツライと言われています。「このまま歩けなくなるのでは」と不安を感じ、息子さんの紹介で当院へ来院された。
【主な症状】
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腰からお尻、太もも裏にかけての痛みとしびれ
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歩くと数分で痛みが強くなる(間欠性跛行)
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長時間立っていられない
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前かがみになると少し楽になるが、姿勢が崩れてしまう
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寝返りもつらく、熟睡できない
【検査と評価】
前屈・後屈の動きに制限あり。特に腰椎4番・5番付近に可動性の異常が見られ、姿勢は腰をかばうように前屈み。
臀部や下肢(ハムストリングス・大腿四頭筋)に強い筋緊張があり、骨盤の右側が後方に傾いていた。下肢の筋力も左右差があり、全身のバランスの崩れが明確でした。
【施術と経過】
初回は腰の過剰な緊張を緩めるため、腰背部と臀部を中心に筋膜リリースを実施。骨盤・腰椎のアライメント調整を行い、過度な前傾姿勢を緩和する方向へアプローチ。施術後には「足の裏のしびれが少し楽」と変化を感じられた。
●3回目では、歩行時の痛みが少し減り、家の中を杖なしで移動できるように。呼吸法や簡単な股関節の体操を指導し、無理なく体を動かせるようサポート。
●6回目には、「スーパーまで休まずに歩けた」と報告。姿勢の改善が進み、腰にかかる負担が減少。寝返りもスムーズに行えるようになってきた。
●9回目では、しびれはほぼ消失し、日常動作も不安なくこなせるように。腰椎の可動域も回復し、体全体の動きがしなやかになってきた。
【まとめ】
すべり症は加齢や姿勢のクセなどで骨がズレてしまい、神経を圧迫して痛みやしびれを引き起こす症状です。
この方のように、腰だけでなく骨盤・股関節・下肢のバランスを整えることで、腰椎への負担を減らし、症状を根本的に改善することができます。
現在は、再発防止のために月1回のメンテナンスで良好な状態を維持されています。
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