35歳 女性 看護師
患者様は看護師として勤務されており、一日中立ちっぱなしや歩き回ることが多い職業です。
以前から仕事終わりには足の疲労感を感じることがありましたが、休めば回復するため大きな問題にはしていませんでした。
また、趣味でランニングをされており、週に2回、40分程度走ることを習慣にしていました。
しかし数ヶ月前から足裏に痛みを感じるようになり、徐々に朝起きた時の一歩目や仕事中の歩行時にも痛みが出るようになりました。
整形外科では足底筋膜炎と診断されましたが、
「できればまた走れるようになりたい」
という思いが強く、改善方法を探していたそうです。
さらに足底筋膜炎になってからは痛みをかばうような歩き方になり、今まで感じていなかった腰痛まで出現するようになりました。
仕事中も足裏と腰の両方が気になり、
「このままランニングができなくなるのではないか」
という不安を抱えておられました。
そんな時、当院へ通院されている職場の同僚の方から紹介を受け、ご来院くださいました。
ただ患者様は、
「痛い整体は苦手です」
と来院時に話されていました。
以前に強いマッサージを受けてつらい思いをした経験があり、施術そのものに不安を感じていたそうです。
初回の状態
検査を行うと、
・足底筋膜の強い緊張
・ふくらはぎの著しい硬さ
・足首の可動域低下
・骨盤のバランス不良
・歩行時の重心バランスの崩れ
・腰部の筋緊張
が確認されました。
特にふくらはぎはかなり硬くなっており、患者様自身も触って驚かれるほどでした。
また、足底筋膜炎の痛みをかばうことで歩き方が変化し、その影響が腰へも及んでいました。
腰痛自体は腰に原因があるというよりも、立ち方や歩行バランスの崩れによって起こっている状態と判断しました。
当院の考え方
足底筋膜炎は痛い足裏だけを施術していても改善しないケースが少なくありません。
当院では足裏だけでなく、ふくらはぎや足首、骨盤、背骨まで含めて身体全体の状態を確認します。
また患者様には、
「当院では強い刺激の施術はほとんど行いません」
とお伝えしました。
ただし今回のケースでは、ふくらはぎの筋肉が非常に硬くなっていたため、
「多少痛みを感じる可能性はあります」
ということも事前に説明しました。
施術内容を理解していただいた上で施術を開始したことで、患者様も安心して受けてくださいました。
実際に施術後には、
「全然耐えられる刺激でした」
「もっと痛いと思っていました」
と笑顔で話してくださいました。
強くグリグリ押すのではなく、筋肉の状態に合わせて必要な刺激量で施術することが大切だと考えています。
施術内容と経過
初回は足裏への負担を減らすため、ふくらはぎや足首の動きを改善しながら骨盤と背骨のバランスを整えました。
施術後には足の軽さを実感されていました。
3回目頃には立ち方や歩き方のバランスが改善し、腰痛はほぼ気にならない状態まで回復しました。
患者様も、
「腰がこんなに早く楽になるとは思いませんでした」
と驚かれていました。
その後も足底筋膜炎に対する施術を継続し、ふくらはぎや足首の柔軟性を改善していきました。
5回目頃には朝の一歩目の痛みが大幅に減少。
仕事中の歩行もかなり楽になりました。
7回目の施術を終える頃には足裏の痛みは消失し、趣味だったランニングも少しずつ再開できるようになりました。
患者様からは、
「また走れるようになって本当に嬉しいです」
という嬉しいお言葉をいただきました。
まとめ
足底筋膜炎は足裏だけの問題ではなく、ふくらはぎや足首の硬さ、骨盤や背骨のバランスなど身体全体の状態が大きく関係しています。
また、痛みをかばう歩き方が続くことで、今回の患者様のように腰痛など別の症状を引き起こしてしまうことも少なくありません。
特に看護師のような立ち仕事が多い職業の方は、足への負担が蓄積しやすく、症状を我慢しながら働いているケースも多くみられます。
当院では痛い場所だけを施術するのではなく、なぜ足底筋膜炎が起きているのかを全身から確認し、根本的な改善を目指しています。
また、強くグリグリ押したり無理な施術を行うことはありません。患者様の状態に合わせた施術を行い、不安なく通っていただける環境づくりを大切にしています。
足底筋膜炎や歩行時の痛み、スポーツ復帰でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
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