49歳 女性
患者様は数か月前からかかとの痛みを感じるようになりました。
特に朝起きて歩き始める時や、長時間立ち続けた後に痛みが強くなり、日常生活にも支障を感じるようになっていました。
最初の頃は少し休めば楽になっていたため様子を見ていましたが、徐々に症状が悪化。
買い物や家事の後にも痛みが出るようになり、
「このまま歩けなくなったらどうしよう」
という不安を感じるようになったそうです。
痛みを少しでも軽減するために、普段履いていた靴をやめて柔らかいスニーカーに変更していました。
確かに柔らかい靴を履いている時は少し楽でしたが、根本的な改善にはつながりませんでした。
また、健康維持のために続けていたウォーキングも中止。
本当は毎日歩きたい気持ちがありましたが、歩くことで痛みが強くなるため我慢していたそうです。
ご自身でも何とか改善しようとインターネットで足底筋膜炎について調べ、紹介されていたストレッチも行っていました。
しかし思うような変化はなく、
「このまま治らないのではないか」
という不安が大きくなっていました。
そんな時に当院のホームページや症例ブログをご覧になり、
「ここなら専門的にみてくれそう」
と思い来院してくださいました。
初回の状態
検査を行うと、
・かかとの圧痛
・足底筋膜の緊張
・ふくらはぎの強い硬さ
・アキレス腱周囲の可動性低下
・足首の動きの制限
・骨盤のバランス不良
・歩行時の重心バランスの崩れ
が確認されました。
特にふくらはぎの筋肉は非常に硬くなっており、足底筋膜へ継続的な負担をかけている状態でした。
また、歩き方にも偏りがみられ、かかとへ負担が集中していました。
患者様が行っていたストレッチも間違いではありませんでしたが、身体全体の問題が残ったままでは十分な改善につながりにくい状態でした。
当院の考え方
足底筋膜炎は足裏だけの問題ではありません。
当院では痛みが出ている部分だけを見るのではなく、足首やふくらはぎ、骨盤、背骨など身体全体の状態を確認します。
実際に足底筋膜炎の方の多くは、ふくらはぎの柔軟性低下や足首の動きの悪さがみられます。
ふくらはぎの筋肉はアキレス腱を介して足底筋膜につながっているため、ふくらはぎが硬い状態では足裏が常に引っ張られてしまいます。
そのため当院では足裏だけを強く押したりするのではなく、足全体の機能改善を重視しています。
また、症状が長引いている方ほど身体全体のバランスが崩れていることが多いため、骨盤や歩行バランスの調整も行っています。
施術内容と経過
初回は足裏へ強い刺激を加えず、ふくらはぎやアキレス腱の柔軟性改善を中心に施術を行いました。
施術後には、
「足が軽くなった感じがあります」
と変化を実感されていました。
3回目頃には歩き始めの痛みが軽減。
長時間立った後の痛みも以前ほど気にならなくなりました。
5回目頃には日常生活で痛みを感じる時間が大幅に減少。
患者様も、
「前より安心して歩けるようになりました」
と喜ばれていました。
その後も施術を継続しながら身体全体のバランスを整えていきました。
9回目の施術を終える頃には痛みはほぼ消失。
以前は柔らかいスニーカーでないと不安でしたが、他の靴でも問題なく歩けるようになりました。
さらに中止していたウォーキングも再開。
1時間歩いても痛みが出なかったそうで、
「また歩けるようになって本当に嬉しいです」
と笑顔でお話しくださいました。
まとめ
足底筋膜炎は痛みが出ているかかとだけを施術しても改善しないケースが少なくありません。
大切なのは、足裏へ負担をかけている原因を見つけることです。
当院では足底筋膜炎の症例を数多く施術してきた経験をもとに、足だけでなく身体全体を確認しながら改善を目指しています。
歩き始めの痛みや長時間立った時のかかとの痛みでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。




