55歳・男性 配達員
1年ほど前から右かかとに痛みを感じるようになり、特に朝起きて最初の一歩や、長時間歩いた後に強い痛みが出る状態でした。仕事柄、一日にかなりの距離を歩くため、痛みをかばいながら仕事を続けていたそうです。
整形外科では足底筋膜炎と診断され、湿布やインソールを使用していましたが、大きな改善はなく、夜は毎日のように湿布を貼って寝る生活。「休めば少しマシになるが、仕事をするとまた痛くなる」の繰り返しで、このまま悪化するのではと不安を感じ、当院へ来院されました。
初回の状態
・かかと内側に強い圧痛
・ふくらはぎから足裏にかけて筋肉の緊張が強い
・足首の動きが硬く、歩行時の衝撃を吸収しにくい状態
・骨盤バランスの崩れにより右足へ負担が集中
毎日長距離を歩くため、足裏への負担が蓄積し、炎症が慢性化している状態でした。また、身体全体のバランスの崩れも回復を妨げていました。
施術内容と経過
初回は足裏へ強い刺激を加えず、ふくらはぎ・足首・股関節を中心に調整し、歩行時の負担を軽減する施術を行いました。施術後は「歩く時の突っ張り感が少し軽い」と変化を実感されました。
2〜4回目では、下腿の筋緊張を緩めながら、骨盤と股関節の動きを改善。歩き方のクセも確認し、足裏に負担をかけにくい身体の使い方をお伝えしました。仕事終わりの強い痛みが徐々に軽減し、夜に貼る湿布の回数も減少。
5〜7回目には、朝の一歩目の激痛がかなり改善。長時間歩いた後の痛みも以前ほど強く出なくなり、「仕事中に痛みを気にする時間が減った」と話されるようになりました。
10回目頃には、仕事後も強い炎症感が出にくくなり、日常生活でも足をかばう動作が減少。現在は良い状態を維持するため、定期的なメンテナンスを継続されています。
まとめ
足底筋膜炎は、歩く量が多い仕事の方ほど慢性化しやすい症状です。湿布や安静だけでは改善しきれない場合も多く、足裏だけでなく全身のバランスを整えることが大切です。長引くかかとの痛みでお困りの方は、お早めにご相談ください。




