65歳・男性 自営業(自動車整備士) 勤務:週4回・1日約5時間 趣味:ウォーキング・旅行
患者様は長年、自動車整備のお仕事をされてきました。
現在は息子さんが仕事の中心を担ってくれているため以前より仕事量は減っていますが、
「身体が動くうちは、もう少し仕事を続けたい。」
という思いがあり、今も週4回ほど現場に出ています。
今回一番困っていたのが、長く立ったり歩いたりした時に出てくる両足のだるさでした。
15分ほど歩くと両足が重たくなり、仕事でも立っている時間が長くなると、一度座って休憩しないとしんどい状態でした。
以前は健康のため30分ほどウォーキングをしていましたが、最近は足のだるさが気になるため15分程度で切り上げていました。
もともと腰痛持ちで、過去にはギックリ腰も4回経験されています。
整形外科を受診したところ「腰椎すべり症」と診断され、薬を服用していました。
薬を飲みながら生活はできていましたが、
「これ以上悪くなる前に、身体自体をしっかり整えたい。」
という思いが強くなったそうです。
心配された息子さんが当院を調べてくれたことがきっかけで来院されました。
初回の状態
歩き方を確認すると、足を引きずったり極端にかばったりする様子はなく、大きな異常はありませんでした。
ただ、立った姿勢をチェックすると反り腰が強く出ていました。
さらに長時間の立ち仕事の影響もあり、殿筋や太もも、ふくらはぎはかなり硬い状態。
特に気になったのがお腹の深い部分にある大腰筋です。
大腰筋は腰椎から股関節につながっている筋肉で、立つ・歩くといった日常動作にも関係しています。
この筋肉が硬くなると腰が反りやすくなり、腰椎周辺へ負担がかかりやすくなります。
長年の腰痛や繰り返していたギックリ腰も含めて考えると、腰だけではなく骨盤や股関節、下半身までしっかり整える必要がある状態でした。
当院の施術
施術では、まずガチガチになっていた殿筋や太もも、ふくらはぎを丁寧に緩めました。
さらに硬くなっていた大腰筋にもアプローチし、反り腰を少しずつ整えていきました。
すべり症では、画像上の骨のすべりそのものを手技で元の位置に戻せるわけではありません。
そのため当院では無理に腰を押したり強く矯正したりするのではなく、腰椎へかかる負担を減らし、立ったり歩いたりしやすい身体を作ることを目的に施術を進めました。
施術経過
2回目には、
「前より立っているのが楽になってる感じがします。」
と最初の変化が出てきました。
4回目には仕事で30分ほど立ち続けても、以前のような両足のだるさがほとんど気にならない状態に。
姿勢を確認すると反り腰も少しずつ改善しており、以前からあった腰痛についても、
「腰も前より軽いですね。」
と喜ばれていました。
そして7回目には、久しぶりに30分のウォーキングを再開。
そのまま買い物にも行かれましたが、歩いている最中は特に問題ありませんでした。
夜になると少し足のだるさは出たものの、
「前と比べたらだいぶマシ。30分普通に歩けたのが嬉しいわ。」
と話してくださいました。
まとめ
今回の患者様は、すべり症と診断されていましたが、日常生活ができなくなるほどの強い症状ではありませんでした。
ただ、「15分以上歩くと両足がだるい」という身体からのサインが出ており、これ以上悪くなる前に来院されたことが良かったと思います。
身体を確認すると反り腰に加え、大腰筋や殿筋、下半身の筋肉がかなり硬くなっていました。
そこを一つずつ整えていったことで、7回目には30分歩いて買い物へ行けるまでになり、仕事で立っている時間への不安もかなり減りました。
現在は月2回のメンテナンスを続けながら、整備の仕事も無理なく継続されています。
旅行も好きで、お孫さんを連れて出掛けることも楽しみにされている患者様。
「仕事も旅行もまだまだ楽しみたいから、元気に歩ける身体でいたい。」
という目標に向けて、これからもしっかり身体を整えていきます。
「歩ける時間が以前より短くなった」「立っていると両足がだるい」「すべり症と言われて、この先が心配」という方は、症状が強くなるまで我慢せず一度当院までご相談ください。




