59歳・男性 会社経営 趣味 ・ゴルフ ・釣り ・ウォーキング(週2回)
患者様は会社を経営されており、現場の確認やお客様との打ち合わせなどで歩く機会が多い生活を送られていました。
約1か月前から左足裏に違和感を覚えるようになり、「最近足が疲れやすいな」と感じていたそうです。
しかし、その違和感は数日で痛みに変わり、特にかかと付近へ体重をかけた時に強い痛みが出るようになりました。
一番困っていたのは趣味のゴルフでした。
ラウンド中は何とかプレーできるものの、終わった後から痛みが強くなり、その状態が3日ほど続くため、趣味を思い切り楽しめなくなっていました。
健康維持のために続けていた週2回のウォーキングも中止。
歩けば痛みが増すため、「運動したいのにできない」というストレスも大きくなっていました。
また、お仕事でも長時間歩くことが多く、左足をかばう歩き方になっていたことで右足まで疲れるようになり、「最近は右足の方がしんどい日もあります」と話されていました。
湿布を貼って様子を見ていましたが改善はなく、心配された奥様が当院を見つけてくださり、ご来院されました。
初回の状態
検査では左足底筋膜の踵骨付着部に圧痛を認めました。
さらに、ふくらはぎ全体の筋緊張が非常に強く、アキレス腱の柔軟性も低下していました。
足関節の背屈可動域も制限されており、歩行時には左足でしっかり踏み込めず、無意識に右足へ体重を逃がす歩き方になっていました。
そのため左足だけではなく右足にも疲労が蓄積し、身体全体のバランスが崩れている状態でした。
足底筋膜炎は、足裏だけに原因があるわけではありません。
足首やふくらはぎ、股関節、骨盤など全身の動きが低下すると足底筋膜への牽引力が強くなり、炎症が長引きやすくなります。
施術内容
施術では炎症のある足底を強く押すことはせず、まず足底筋膜へ負担をかけているふくらはぎやアキレス腱の緊張を丁寧に緩めました。
その後、足関節の可動域を改善し、骨盤や股関節の動きを整えながら歩行時の重心バランスを修正しました。
さらに、ご自宅でも改善を早められるよう、ふくらはぎと足底筋膜のストレッチを指導し、ウォーキングを再開するタイミングについてもアドバイスを行いました。
施術経過
初回の施術後は、
「歩いた時の足の軽さが違います。」
と変化を実感されました。
3回目には歩き始めの痛みが軽減し、仕事中も左足を気にする時間が少しずつ減ってきました。
5回目にはゴルフの練習を再開されましたが、以前のようにラウンド後3日間痛みが続くことはなくなり、翌日には違和感が残る程度まで改善しました。
その後も施術を継続すると、週2回のウォーキングも無理なく再開できるようになり、左足をかばわなくなったことで右足の疲労感も自然と軽減しました。
患者様からは、
「ゴルフを楽しめるようになったのが一番うれしいですね。歩くことが苦にならなくなり、仕事も本当に楽になりました。」
という嬉しいお言葉をいただきました。
まとめ
今回の患者様は、足底筋膜だけでなく、ふくらはぎや足関節の柔軟性低下、さらに歩き方の乱れによって右足にも負担がかかっていました。
患部だけではなく身体全体のバランスを整えることで、足底筋膜へ集中していた負担が軽減し、仕事やゴルフ、ウォーキングを再び楽しめる状態まで改善されました。
足底筋膜炎は、「そのうち治るだろう」と我慢していると症状が長引くことがあります。
朝の一歩が痛い、歩くと足裏やかかとが痛む、ゴルフやウォーキングを思い切り楽しめないという方は、早めに適切な施術を受けることをおすすめします。
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