58歳・女性 専業主婦 趣味:ゴルフ(月2回)
患者様は4か月ほど前から、右のかかとにだるいような違和感を感じるようになりました。
最初は「ちょっと疲れているのかな」という程度でしたが、時間が経つにつれて違和感が痛みに変わり、徐々に日常生活にも影響が出るようになりました。
特につらかったのが、起床直後の一歩目です。
朝起きて足をついた瞬間に右かかとへ激痛が走り、
「毎朝、最初に歩くのがほんまに怖いんです。」
と話されていました。
朝だけではありません。
夜中にトイレへ行くために起きた時も同じように痛むため、「よし、歩こう」と気合を入れてからでないと一歩目を踏み出せないほどでした。
しばらく動いていると徐々に痛みはマシになりますが、完全になくなるわけではなく、歩くたびにかかとが気になります。
趣味はゴルフで、以前は月2回ほどコースを回っていました。
しかしゴルフは思っている以上に歩く距離が長く、かかとの痛みが強くなってからは行けていませんでした。
「ゴルフにも行きたいけど、それより普段の生活でも痛いのを何とかしたいです。」
ということで、早く改善させたいと当院へ来院されました。
初回の状態
実際に身体をチェックすると、まず左右の脚の長さに機能的な差がみられ、身体のバランスにも左右差がありました。
そして足底筋膜炎の方でよくみられる、ふくらはぎの強い硬さも確認できました。
触ってみるとかなりパンパンで、柔軟性が低下しています。
さらに足裏を確認すると足底の筋肉の伸びも悪く、足の指もスムーズに動かしにくい状態でした。
足首から足裏、指までがうまく連動して動きにくくなっており、歩行時にかかとへ負担が集中しやすい状態だと考えました。
もう一つ気になったのが歩き方です。
右かかとが痛いため、無意識に右足へ体重をかけないように歩いていました。
その状態が続いたことで腰にも余計な負担がかかり、最近では腰痛にも悩まれていました。
今回はかかとだけを見るのではなく、ふくらはぎや足首、足裏、足の指、さらに身体全体のバランスまで一緒に整える必要がありました。
当院の施術
施術では、痛みの強いかかとをグリグリ押すようなことはしていません。
まずパンパンになっていたふくらはぎを丁寧に緩め、足首から足底にかけて動きやすい状態を作っていきました。
さらに動きの悪かった足の指も一つずつ確認しながら調整。
歩いた時に右かかとだけへ負担が集中しにくくなるよう、身体全体のバランスもみながら施術を進めました。
今回は日常生活にも影響が出るほど症状が強かったため、毎回の変化を確認しながら焦らず施術を重ねていきました。
施術経過
4回目になると、まず変化が出てきたのが起床直後の痛みでした。
まだ痛みは残っていましたが、最初の頃のような「足をつくのが怖い」という強さではなくなってきました。
買い物で歩いた時にも痛みは出るものの、
「痛いけど、前よりだいぶ歩きやすくなってます。」
とのこと。
6回目には、最初と比べて痛みが半分程度まで軽減。
歩く時に右足をかばう感じも少しずつ減り、それに伴って腰への負担も楽になってきました。
8回目には痛みは残り2割ほど。
普段の生活ではかかとを気にしない時間も増え、「これならゴルフもそろそろ行けそう」と話されるまでになりました。
そして10回目。
起床直後や歩行時のかかとの痛みは、ほとんど気にならないレベルまで改善しました。
念願だったゴルフにも行かれ、コースを歩いても問題なし。
「久しぶりに普通にゴルフできました。朝起きる時も怖くないし、ほんまに楽です。」
と喜んでいただけました。
今回は来院時の症状がかなり強く、日常生活にも影響が出ている状態でしたが、約2か月・10回の施術でゴルフを楽しめるところまで改善することができました。
まとめ
足底筋膜炎は、かかとだけでなく、ふくらはぎや足首、足の指の硬さ、身体のバランスなども関係していることがあります。
「朝の一歩目が怖いほど痛い」「歩くたびにかかとが痛む」「痛みでゴルフや外出を我慢している」という方は、無理を続けず一度当院までご相談ください。




