55歳・男性 製造業
患者様は製造業で勤務されており、仕事では重い物を持つことが多く、以前から慢性的な腰痛に悩まれていました。
特に負担になっていたのが、1個約20kgある物を1日に15個ほど運ぶ作業です。
「毎日筋トレしてるようなもんやけど、腰には悪いやろうなと思ってました。」
と話されていました。
痛みが出ても湿布を貼って何とか仕事を続けてきましたが、最近は腰の真ん中から背骨周辺の痛みが強くなり、
「さすがに、だましだましでは限界かな。」
と感じるようになったそうです。
仕事中だけではありません。
明け方になると腰の痛みで目が覚めることがあり、寝ていても何度も寝返りを打たないとしんどい状態でした。
朝の洗顔もつらく、前かがみになる時には「また痛くなるんちゃうか」と怖さがあったそうです。
まだ仕事は続けないといけないため、今のうちにしっかり身体を整えたいということで来院されました。
初回の状態
実際に身体をチェックすると、まず背骨が左側へ傾いていました。
立った姿勢では反り腰も強く、お腹が前へ突き出すような姿勢になっていました。
さらに左右の脚の長さを確認すると左脚が短く、骨盤のバランスにも左右差が出ていました。
うつ伏せになってもらっても上半身が左側へ傾いており、普段から左右均等に身体を使えていないことが分かりました。
今回の腰痛は、もちろん毎日20kgの物を持つ仕事の負担も大きいです。
ただ、それだけではありません。
背骨や骨盤が傾いた状態で重い物を繰り返し持つことで、腰椎や腰周辺の筋肉へ負担が集中していました。
身体の土台が崩れたまま毎日重い物を持っている状態なので、湿布で一時的に楽になっても、仕事をすればまた痛くなるのも無理はありません。
当院の施術
施術では痛い腰を強く揉むだけではなく、まず身体全体の歪みを整えることを重視しました。
左へ傾いていた背骨や骨盤を調整し、左右の脚長差にもアプローチ。
さらに反り腰を整えるため、お腹や股関節周辺の硬くなった筋肉もしっかり緩めていきました。
仕事を休まず改善していく必要があるため、毎回その日の腰の状態や仕事後の変化を確認しながら施術を進めました。
施術経過
2回目には、まず睡眠に変化が出ました。
「まだ腰は痛いけど、明け方に痛みで目が覚める回数が減りました。」
とのこと。
3回目には仕事後の腰痛もかなりマシになり、それまで使っていた湿布も貼らずに過ごせるようになりました。
「仕事してシップなしでいけたのは久しぶりです。」
と喜ばれていました。
その後も重い物を運ぶ仕事は続いているため、身体の疲労や腰のしんどさが全くゼロになるわけではありません。
それでも6回目には、以前のような腰痛が出る頻度がかなり減り、仕事中も楽に動けるようになりました。
朝の洗顔も普通に前かがみになれるようになり、
「もう前に倒すのも怖くないです。」
とのこと。
姿勢を確認しても、最初にみられた背骨の傾きや反り腰はかなり整っていました。
患者様からは、
「歪みを整えるだけで、こんなにマシになるとは思わなかったです。」
という嬉しい言葉もいただきました。
まとめ
今回の患者様は、毎日重い物を運ぶ仕事による負担に加え、背骨の左への傾き、反り腰、骨盤のバランスや脚長差が重なり、腰椎周辺へ負担が集中していました。
仕事柄、腰への負担を完全になくすことは難しいです。
だからこそ大切なのは、疲労がたまっても一部分だけに負担が集中しにくい身体を作っておくことです。
6回の施術で、仕事後の腰痛や明け方の痛みはかなり軽減し、湿布を使わなくても仕事ができるようになりました。
現在は重い物を扱う仕事を長く続けられるよう、身体がしんどくなり過ぎる前に月2回のメンテナンスを行っています。
「仕事で重い物を持つたびに腰が痛い」「朝、腰痛で目が覚める」「湿布でだましだまし仕事を続けている」という方は、限界まで我慢せず一度当院までご相談ください。




