立ち仕事で右かかとの痛みが悪化し、ウォーキングも休んでいた48歳女性

48歳・女性 製造業  運動:週2回・40分のウォーキング

患者様は製造業で働いており、仕事中は立っている時間が長い生活をされています。

 

1か月ほど前から右かかとに痛みが出始め、長時間立っているとズキズキするようになってきました。

 

健康のために週2回、40分ほどウォーキングを続けていましたが、歩いている途中から右かかとが痛くなるため、最近はウォーキングも中止。

 

さらに来院される少し前からは、朝起きて最初に歩く時にも痛みが出るようになり、

「だんだん悪くなっている感じがします。」

と不安を感じていました。

 

職場の床はコンクリートで、以前から仕事が終わる頃には足が疲れやすかったそうです。

仕事を休むわけにもいかず、さらに2か月後には旅行の予定もあったため、それまでに少しでも良くしたいとのことで来院されました。

 

初回の状態

実際にチェックすると、ご本人が「昔から足が疲れやすい」と言われていた通り、ふくらはぎはパンパンに硬くなっていました。

 

左右の脚の長さにも機能的な差がみられ、歩き方を確認すると、痛みのある右足をかばうように歩いていました。

 

立ち仕事が続く中で右かかとをかばって歩くようになり、ふくらはぎを含めて脚全体に負担がかかっている状態でした。

 

施術では右かかとだけを強く押すのではなく、硬くなったふくらはぎや足首、足裏を丁寧に緩めながら、左右のバランスも確認して調整していきました。

 

施術経過

2回目には、最初に感じていた強いズキズキ感が少し軽くなってきました。

その後も施術を続け、5回目には右かかとの痛みが最初の半分ほどまで軽減。

 

ここまでは比較的順調に変化していました。

ただ、今回はここから思っていたほど改善が進みませんでした。

施術を続けても大きな変化が出にくい期間があり、9回目の時点でも痛みは最初の4割ほど残っていました。

 

仕事では毎日長時間立つ必要があるため、施術で良くなっても仕事で再び足に負担がかかる状態が続いていたことも一つの要因として考えました。

 

それでも状態を確認しながら施術を続け、11回目になるとようやく日常生活で右かかとの痛みを感じることが少なくなってきました。

 

そして12回目には、休んでいた40分のウォーキングを再開しても問題ない状態まで改善。

朝の歩き出しや仕事中も、以前のように右かかとの痛みばかりを気にすることがなくなりました。

 

今回、初回の状態を確認した時点では、長くても7回程度で痛みを気にせず生活できる状態を目指せるのではないかと考え、そのように患者様にも説明していました。

 

しかし実際には途中から変化が少なくなり、ウォーキングを再開できるまで12回かかりました。

 

症状の改善スピードには個人差があるとはいえ、最初の見立てより施術回数が増えてしまったことは、今回の症例で私自身が反省すべき点でもありました。

 

まとめ

足底筋膜炎は順調に改善していく方もいれば、仕事や生活で足への負担が続くことで、途中から変化がゆっくりになるケースもあります。

 

今回は予定より時間がかかりましたが、その時々の状態を確認しながら施術を続けたことで、最終的には仕事だけでなく40分のウォーキングもできる状態まで改善しました。

 

今後も最初の見立てだけにとらわれず、患者様一人ひとりの経過をしっかり確認しながら施術を進めていきたいと思います。

 

症状について詳しくはこちら

足底筋膜炎・足底腱膜炎(足裏、かかとの痛み)

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